【ムスリム人の観光客増加】日本の他宗教、多文化への対応と課題

こんにちは、みなさんITAです。

日本を訪れる海外からの旅行者は年々増え、日本の旅行業界も対応に迫られています。

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中でも、ムスリム人の観光客の数が増えています。


この記事では、年々増えるムスリム人旅行者に対しての日本の対応や今後のインバウンド観光について書いています。

多文化、他宗教への対応

ムスリムとは、イスラム教を信仰している人々のことを指す言葉で、現在世界には約16億人いると言われています。

米調査機関ピュー・リサーチ・センターがまとめたデータによると、2070年にはイスラム教徒とキリスト教徒の人口比率がほぼ同じになり、2100年になるとイスラム教徒がキリスト教徒を抜いて最大勢力になると予測しました。

米調査機関ピュー・リサーチ・センター

日本を訪れる外国人旅行者の増加に伴い、日本の各観光地でもムスリム旅行者への対応を進めている場所が増えてきています。

例えば、空港やホテルなどの宿泊施設、また観光名所にある待合室 (東武日光の電車の待合室など)等に設置されているプレイルーム。

特に都市部や、有名観光などで確実に増えてきています。

プレイルームとは、礼拝部屋の事でイスラム信仰者が1日5回のお祈りを行える設備(体の一部を洗える水場など)が整った場所です。

Photo by Ella Olsson from Pexels

食事について

食に関しても、ムスリムに対応したハラールをメニューに取り入れた飲食店も増えてきています。

ハラールとは、アラビア語でイスラム法上で食べる事が許された物、事を指す。反対にハラームとは禁止された物やことを指す。

例えば、主に豚や酒、またイスラム法に従って処理されていない物。

 

ヒンドゥー教では牛は神聖な動物とされ食べることはありません。

よくインドの街中に牛が寝そべっている様子がテレビなどで流れるが、神聖な動物だと考えられているので誰も邪険にしないのはそのせいです。

ハラール対応の大手飲食チェーン

最近、都内の飲食店ではハラール認証を付けた店舗も見かけるようになりました。

大手の飲食グループCoCo壱番屋が、ハラール専門のカレー店舗を秋葉原で運営しています。

秋葉原と言えば、世界でも有名なオタクの聖地、また電気機器などで外国人の間でも人気の観光スポットです。

まとめ

  • 日本人は特に、宗教的制限や食の規制に関して意識して生活していないが、世界を見れば、全く違った基準で生活をしている人たちが沢山いる。
  • 今後ますます訪日外国人が増える中、多文化、他宗教を理解する事が日本のインバウンド観光の発展の鍵になってくる。
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