『日本のナイトカルチャー』コンテンツの充実が観光立国日本として急がれる

 

ナイトライフの充実で消費を増やす

ナイトライフとは、観光産業においての夜の過ごし方や遊び方などを指した言葉です。

インバウンドで外国人観光客が増える中、ナイトライフの充実が日本の夜も楽しみたい外国人の満足度を向上させ、消費拡大を促す有効な観光戦略と考えられています。

日本でも、国家レベルで訪日観光客が夜の時間帯に、もっと自由に遊べる環境を整え、消費額を増やすための取り組みも始まりました。

 

海外での取り組み

たとえば、ラスベガス、マカオ、シンガポールにはIR統合リゾートがあり昼夜問わずのアクテビティが充実しています。

施設には、カジノ、映画館、ショッピングモールなどに施設が設けられており、子供から大人まで楽しめます。

イギリスではナイトライフを充実させることにより大きな経済効果を生んでいます。

ロンドンはナイトエコノミーを活性化させるため以下のようなことに取り組みました。

POINT

  • 地下鉄の24時間運行化
  • ナイトメイヤーの採用(夜の街と行政機関の架け橋をする人)
  • パープルフラッグの導入(安全ナイトライフ認定制度)

現在では、ロンドンの夜の経済規模は260億ポンド(約3.7兆円)まで達しました、2029年までに、283億ポンド(約4兆円)に達することが事が確実になっています。また、夜営業するお店が増えたため雇用も生まれました。

出典: インバウンドNOW

 

台湾は夜市が有名

食べ物関係で言うと台湾の夜市などが有名ですね。

夜市は、亜熱帯気候の国々などで発展した夜の市場で、蒸し暑い昼間を避けて夕方から夜中にかけて屋台や露店を営業します。

露店でゲームをしたり買い物をしたりと共働きが多い子持ちの家庭では、こういった夜の時間帯を利用して親子のコミュニケーションを深めることもできます。

日本にも居酒屋文化がありますが、こちらは成人した大人しか楽しめず、子供は参加しづらいです。しかし、夜市ならどの世代でも楽しむことができます。

 

日本での取り組み

日本でも、夜のエンターテイメントの充実、地下鉄24時間運航の検討、ナイトメイヤーの採用など改革を進めています。

しかし、まだ安全面や治安の問題などもあり地域住民の理解も必要です。

 

まとめ

  • 日本では「∼ 観光」というと主に日中を思い浮かべますが、海外では夜の遊びも充実していますね。
  • 日本でも地下鉄やバスの24時間運航や商業施設の営業時間拡大などナイトライフの充実にも一層取り組んでいくでしょう。
  • ナイトライフの充実には地域の理解や安全面や警備面の整備も必要になります。
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