【WeChatPay】中国人の誰もが使うアプリを日本の交通機関で導入

 

キャッシュレス決済、中国では

中国ではキャッシュレス決済が社会に浸透しているようです。その要因には、中国国内での貨幣の信用度が低いからと言われています。

例えば、紙幣の質が悪くすぐに破けてしまったり、偽札の横行、お釣りのごまかしなど問題が多いです。また人口が多い中国、買い物時の精算にも時間がかかりますね。

キャッシュレス決済だと支払もスピーディーだし、釣り銭の間違いなどがない。そういった点も中国人がキャッシュレスでの支払いを好む理由かもしれません。

 

WeChat Pay (ウィーチャット・ペイ)とは

ウィチャットは中国大手の人気のモバイルコミニュケーションツール。

ウィチャットの中にはウィチャットペィ (WeChatPay)というQRコードやバーコードを使っての決済が可能な機能があり、多くの中国人たちが決済ツールとして利用しています。

最近の中国人に対するビザ緩和政策で、個人旅行の中国人観光客や大学生のビザの取得が容易になりました。

そんな中で北海道は自然景観や、温泉、また冬のスポーツが楽しめることから中国人旅行者の間で大人気の県です。

WeChat Pay決済の導入は、今後ますます増えるであろう中国からの観光客を見込んでの取り組みとうかがえます。

Photo by Ant Rozetsky on Unsplash

 

WeChat Payを日本の交通機関で利用可能に

公共のバスチケットがWeChat Pay決済で購入できる公共 交通機関向けサービスの提供が全国初、北海道でスタートします。

先ごろ、室蘭市に本拠を置く道南バスと北海道運輸局とが協力し、登別温泉エリアと洞爺湖温泉エリアで運行する約120台の路線バスで、実証実験を開始した。

出典:トラベルボイス

 

WeChat Payをバスで利用する方法

利用方法は、バス利用客が、バス停やバス車内にあるチケット購入用QRをWeChatでスキャンし、人数分の乗車券をWeChat Payで支払う。

降車時に支払い完了画面を運転手に見せるだけという簡単な手順です。

バス運転手も料金支払い時の客対応が緩和され業務にいっそう集中できるのではないでしょうか。

サービス提供会社は、実証実験の様子を見て、徐々にバス以外にも電車、バス、フェリーなどの公共交通機関にも広めて行く方針です。

 

まとめ

  • 雄大な自然や、美味しい海産物、スキー・スノーボードなどを楽しむために北海道には多くの中国人観光客が訪れます。
  • WeChat Payを使ったキャッシュレス決済が浸透すれば、公共交通機関の利用が更に増え、県や地域が潤うだけでなく、中国人旅行者も両替やチケット購入のストレスから開放される。
  • キャッシュレス決済など、旅行者のニーズに対応した取り組みが外国人の日本旅行中の満足度を上げ、リピーター増加に繋がる。
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