「キャンピングからグランピングへ」アウトドアの新時代が始まる

 

時代はキャンピングからグランピング

数年前には家族や友達と週末にキャンプ、キャンピングカーを購入して近隣のキャンプ場へなどのブームもありました。

しかしそんな、一時的な流行りは過ぎ、今キャンプが進化したグランピングが人気の兆しを見せています。

グランピングとは、豪華な (Glamorous)とキャンピング (Camping) をかけ合わせた言葉で、高級ホテル並みのサービスや設備を使いながら、自然の中でキャンピングをして過ごす新しい滞在の仕方です。

従来のキャンピングでは、テントの設営から食材の準備まですべて自分たちでやらなければいけなかった作業を、グランピング会社やホテル運営会社が代わりに行います。

大浴場やエアコンを完備しているグランピング施設もあり、利用者の利便性や快適性を追求した、新しいカタチのキャンプのあり方を提供しています。

また、グランピングはキャンピングのハードルを下げ、誰でも気軽に自然の中で食事や滞在を体験ができる、忙しい現代社会人のニーズに答えたサービスと言えます。

 

海外のグランピング事情

 

 
 
 
 
 
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海外では、砂漠の中にあるテント型ホテルに滞在したり、モンゴル人の遊牧民が住むゲルに滞在したりと、現地の気候や文化を取り入れたグランピングが多いです。

高級ホテルグループ、アマンリゾーツのアマニカスでは、インドの国立公園内の原野にムガール様式のテントを設営しゲストを迎えています。

当然、敷地内ではアマンならではの極上のホスピタリティも受けられます。

 

グランピングと訪日観光

中国人観光客の「爆買い」現象なども一段落し、社会はモノ消費からコト消費にシフトチェンジしています。

グランピングなどの自然の中で行う体験型観光は、市内観光と比べて旅行者の現地での滞在時間も長く、それに比例してツアー料金や食費などの消費額も多くなります。

また、グランピングではテント設営や食事の準備の手間が省ける分、トレッキング、川下り、カヤッキングなどの複数のアクティビティを加え丸一日費やす体験を容易に計画することができます。

このような体験型観光を訪日外国人に提供できれば、長期滞在の観光客やリピーターを増やすきっかけを作ることができます。

デフレが続く日本、高級なホテルでゆっくり過ごすよりも、異国の自然の中で生涯一度の「体験」望む旅行者もこれから確実に増えていくでしょう。

 

まとめ

  • 今キャンプが進化したグランピングが人気の兆しを見せている。
  • グランピングは忙しい現代社会人のニーズに答えたサービス。
  • グランピングを含んだ体験型観光などは訪日観光客にも提案しやすい。
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