日本の民泊などで鍵の受け渡しサービス開始
本社をカナダ、バンクーバーに置く民泊などの鍵の受け渡し大手のKey Cafeが日本でサービス運用を始めました。
Key Cafe は既に欧米500箇所のカフェやコンビニでキーボックス端末を設置しairbnb等のシェアーエコノミーサービスを利用するお客さんに遠隔・無人でのカギの受け渡しサービスを行っている。
Airbnb などの民泊で部屋を貸す時に1番問題になるのがゲストへの鍵の受け渡しですね。
例えば、アジアからの旅行客の場合、LCCなど格安航空便を使っていることが多く、到着が早朝、または深夜だったりと不規則です。
スムーズな鍵の受け渡しが、ゲストの民泊の利用満足度に直接繋がる事から、コンビニなどでの鍵の受け取りができるKeycafeのサービスはホストからすれば大変使い勝手がツールです。
サービスの利用方法
サービス利用は簡単で、鍵の持ち主(ホスト)はキーボックスにカギを預けた後、予約が完了したゲストにカギへのアクセス権をオンライン上のやり取りで付与する仕組みです。
そういった、すべてのプロセスが、無人、オンライン上で行えるためホストとゲストはカギの受け渡しの煩わしさから開放され時間に余裕が生まれます。
料金プランは、月額利用料無しの「使っただけプラン」から毎日利用を想定とした月額1980円の「アンリミテッドプラン」まで用途に合わせた利用が可能です。
Keycafeでは、主に民泊、カーシェアリング、スペースシェアリングに代表されるようなシェアーエコノミーサービスのほか不動産の内観や民泊を清掃するハウスキーパーなどからの需要を想定しています。
今後の可能性とサービスの広がり
大手コンビニエンスストア、ローソンでは今年からキーカフェ端末「key cafe smart box」の店内設置を開始しました。
出典:日本経済新聞 2019年2月14日
24時間オープンしているコンビニでカギの受け渡しが可能だと、ゲストもチェックインの時間に余裕ができて非常に助かりますね。
また、Airbnbなどの利用者がチェックイン・チェックアウト時にコンビニに立ち寄ることでお店の売上にも貢献できます。
Keycafeのサービスはコンビニなど小売店での売上増加のメリットがあるので、ロケーションパートと言われる設置店はすぐに増えるのではないかと思います。
まとめ
- Airbnbなど民泊利用時の鍵の受け渡しがキーカフェのサービスでもっと楽になる。
- 今後、人件費削減やAI技術の発展、IT技術の進歩などで無人化の宿泊形態が増えていく。
- コンビニなどに鍵受け取り端末が設置される事により、お店の売上が増える可能性がある。