こんにちはみなさん、ITAです。
現在コロナ禍で日本政府は訪日外国人を制限していますが、2020年にインバウンド旅行者を4000万人誘致するという大きな目標を持っていました。
訪日外国人が増える事で需要が生まれるのが、通訳案内士です。
しかし、現在AI技術の進歩、通訳案内士法の改正、日本在住で日本語を理解する外国人の増加などで、日本人の通訳案内士の必要性が問われる問題も生まれています。
この記事では、今後の通訳案内士の必要性や今後通訳案内士に求められる特性などについて書いています。
通訳案内士、今後の必要性
通訳案内士の仕事は、日本を訪れる外国人観光客を各地の観光スポットに案内して日本の文化、伝統、習慣などを外国語を使って伝える仕事です。
訪日外国人の増加や地方での通訳ガイド不足を補うため、2018年に通訳案内士法が改正、施行されました。
この改正により、通訳案内士の国家資格を持っていない人でも有料で通訳ガイドとして働けるようになりました。
しかし、本当に今後通訳案内士の需要は増えるのでしょうか?
大手旅行会社、HISによって運営されていた訪日観光客とガイドをつなぐマッチングサイトTRAVEEの運用が2月初旬に突然終了しました。
大手のHISが運営していることや、質の高いガイドを養成するために講習会などを定期的に開催し人材育成にも力を入れているようだったので、今後TRAVEEを利用してのガイド登録が増えると思っていた矢先の事でした。
日本の都市部には既に多くの外国人留学生、外国人研修生などが飲食店、宿泊施設、観光施設などで働いています。
彼らの多くが母国語と日本語以外に、英語や他の言語にたけている場合が多いです。
今後、日本人の通訳にこだわりがないのならば、日本の事をよく知っていて言語に堪能な彼らの方が、通訳ガイドの適性があるかも知れません。
AI技術や翻訳技術の向上
AI(人工知能)の技術が観光業界でも積極的に使われ始めています。
都市部の観光案内所ではAIの技術を活用したロボットが電車の乗り換えや簡単な観光案内などの情報を提供する実証実験も始まりました。
最近の宿泊施設では、客室にAIスピーカーの導入を開始したホテルやAI技術の取り入れを検討中のホテルも増えています。
このAIスピーカーを使う事で、フロントに電話する手間や言語の壁がなくなり、ホテル周辺の飲食店や観光スポットなど様々な情報を得ることができます。
また、音声翻訳機の性能も年々上がっており、最近の機種では端末の情報だけで翻訳するのではなく、クラウド上のエンジンを用いて翻訳を行います。したがって情報は常に最新で言語ごとに最適な翻訳情報を使うことができます。
中でも、ソースネクストが発売しているポケトークは2018年発売以来数々の賞を受賞、500社以上の企業やサービスなどで導入されている評価が高いAI通訳機です。
主な特徴としたは、このポケトークの端末だけで74言語に対応、Wi-Fiなしでも、126の国と地域で利用が可能です。
サイズは手頃なポケットサイズ。AIの技術を使い、常に最新の翻訳情報を使うことができます。
今後訪日外国人がAI通訳機を空港などでレンタルし、旅の間に活用する機会も増えてくるでしょう。
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今後の通訳ガイドのしての生き残り方
現在私達はインターネット上で知りたいは情報は何でも手に入る超デジタル社会に生きています。
AIの技術の発達により、外国語での案内はロボットが、通訳が必要なときは音声翻訳機を用いて誰でも簡単に、そんな時代がすぐにやってきます。
少子高齢化のための労働者不足や国際化などで日本に外国人がどんどん入ってきています。
彼らは言語にたけていて日本の文化、習慣などにも精通しています。
今後通訳案内士や通訳ガイドとして生き残るには、他人には負けないようなマニアックな知識を持つこと、それらの知識を用いてどれだけお客さんに思い出に残るような「体験」を提供できるかです。
大事なのは知識、人柄、人間力で勝負することですね。
まとめ
- 2018年から施行された新しい通訳案内士法で、だれでも有料でガイドができるようになった。
- AIの台頭や翻訳技術の向上などで今後通訳案内士や通訳ガイドで生きていくことはますます厳しくなる。
- 今後の通訳ガイドは、人間力やアイデア、マニアックな知識などが必要。