訪日観光客向けの観光バス
都内の観光バスと言えば黄色い「はとバス」が主流でしたが、時代の変化と多様なニーズに合わせて色々な観光バスも出てきています。
訪日外国人の増加で、都市部では主に外国人向けの観光アクティビティも充実してきました。
そんな中、東京周辺などで目にする事が多くなったのが、外国人観光客をターゲットに運行している周遊型観光バスです。
様々な観光バス
日の丸自動車が運行している「Sky Hop」は2階建てのバスが市内の主要な観光名所を周り、その途中にある様々な停留所で停まります。
そのエリアでみたいモノがあれば下車してもいいですし、そのままバスに残ることもできます。乗車中は、通過する名所を車内の日本人ガイドが説明してくれます。
外国人客専用に多言語に対応しているイヤホンで名所の説明を聞くこともできます。
特に桜の開花や紅葉の季節には、インスタグラムで使える美しい写真がバスに乗りながら撮影できますね。
また「Sky Duck」は水陸両用観光バスで、東京スカイツリー近辺や横浜でのトワイライトコースなども準備されています。
海外の観光バス事情
オーストラリアのゴールドコーストには有名な観光地、サーファーズパラダイスがあり、特に夏場は観光客で賑わいます。
そこで運行されている「Aqua Duck Gold Coast」は22年の歴史があるアヒルの格好をした水陸両用観光バスです。
特に海外からの観光客に人気があり、サーファーズパラダイス近辺や、ブロードウォーターという内海へ行くコースになっています。
20年前は日本人観光客が大半だったゴールドコースト、現在では中国人やインド人観光客が多く訪れる観光地になりました。
Aqua Duck でも中国人観光客やインド人観光客に向けて積極的にマーケティングを行っています。
スカイバスの新たな需要
スカイバスなど屋根のないバスは観光向けの利用だけではなく、プロスポーツの優勝パレード時など新たな利用方法でも活用されています。
以前は、優勝パレード時、オープンカーなどに選手が分乗して行われていましたが、スカイバスを利用することによって遠くからでも選手の顔が見えやすくなるというメリットや選手の安全面も考慮できますね。
他にも、誕生日や記念日に親族や友達とスカイバスを貸し切り、観光を楽しみつつ車内で食事をしたりパーティを行うこともできます。
まとめ
- 最近、外国人観光客をターゲットに運行している周遊型観光バスが増えている。
- 2階建てバスや水陸両用観光バスなど都内で人気。
- スカイバスなどの観光バスにはプロスポーツの優勝パレード時に利用するなど、他の活用方法もある。