こんにちはみなさん、ITAです。
子供の頃によく舐めていた飴やグミ、大人になるにつれていつの間にか手に取る回数が減ってしまった、と思っている人いませんか?
小さい頃よく通っていた近所の駄菓子屋、少子化のあおりを受けて需要がなくなり、廃業した話も最近よく聞きます。
この記事では、外国人旅行者の間で今人気の『日本の飴』についてご紹介します。
外国人の友達に日本の飴をお土産を買っていきたい、またインバウンド消費にこれから力を入れていきたい小売店の方などに参考にしていけたら嬉しいです。
また現在マスクが欠かせない日常になり、口の中や喉が乾燥しやすい状態の中で、口の中の乾燥や痛みを軽減させてくれるのど飴などに再び注目が集まりそうです。
日本の『飴』が外国人の間で大人気
子供の時によく食べていたキャンディー、大人になるにつれてコーヒーを飲むことがその代用となり食べる回数が劇的に減りました。
現在、僕が唯一食べるのが、匂いが強い食事の後などに取る一粒のミンティアぐらいでしょうか。
日本では少子高齢化が進み、飴の主な消費ターゲットになっていた子供の数が減っています。
現在日本のお菓子メーカーでは、消費者の多彩なニーズに伴い、携帯に便利な小さいパックの商品や珍しい味の飴などを開発し販売するなど生き残りをかけ必死です。
そのような中で、飴やグミが日本を訪れる外国人旅行者や海外に住む外国人の間で人気が出ています。
2018年、大阪税関の調べによると飴やグミ等キャンディー類の海外輸出量が4年連続で過去最高を記録しました。
僕は海外に長く住んでいましたが、特に欧米で売っている飴やガムは種類も少なく、味も素っ気無いのであまり買う気にはなれませんでした。
海外にも日本製品を扱う専門店があるので、そこで日本の飴やグミを買う事ができますが、値段は日本の二倍近くしますので気軽に買う事はできません。
海外では、『日本の飴やお菓子類はクオリティーが高い事で知られている』ので、日本へ観光に来た外国人が、お土産として大量のお菓子類を購入していくのも納得です。
母国に持ち帰るお土産に最適『日本の飴』
日本の飴は、種類も豊富、パッケージのデザインもユニーク、また重量も軽いため、外国人旅行者が手軽に買うお土産としては最適ですね。
また、飴は袋で購入すると中身の数も多いので、お土産で大勢に分ける際に最適な商品です。
特に中国人の観光客はお土産を大量に購入して知人などにプレゼントする文化があり、そのお土産を気に入ってくれた知人が再びオンライン購入しているという分析データも出ています。
外国人の間で人気の商品はのど飴をはじめ、北海道産のミルクを使用した飴や、抹茶を使った飴など日本でしか買えない限定商品です。
抹茶は飴に限らず、チョコレートや他のお菓子などにも使われる今注目の健康食材です。
また北海道産の原料を使用した商品は、アジア圏からの観光客(特に中国やタイランド)の間で人気が高くなっています。
北海道は、自然が多く美味しいものが豊富な事で知られており、外国人の間でもよく知られた人気の旅行先となっているからです。
外国人旅行者がよく立ち寄るスーパー等では、飴を扱う売り場面積を増やし、色々な商品を試したいというお客さんのニーズに対応した店作りをしていく事が大切ですね。
訪日外国人に人気の飴以外のお土産についての記事も書いているので、よろしければ読んでみてくださいね!
訪日外国人の間で隠れた人気商品『のど飴』
数ある日本の飴の中で今特に外国人に人気なのが、『のど飴』で海外でも売上を伸ばしています。
品質のチェックが厳しいことで知られる日本の商品、子供からお年寄りまで安心して食べられる事から外国人旅行者の間で人気があります。
健康志向の広がりで食の安心&安全の意識が高まる中、直接口に入れるキャンディー等の商品はメイドインジャパンの信頼が高いと言えます。
また、日本ののど飴は種類も多く味も多彩です。
中国や韓国では大気汚染 (PM 2.5) の問題が深刻化する中、喉のケアに気を使う人が増えています。
中国人に人気の龍角散のど飴にはペパーミントや、カモミールなど19種類もの良質なハーブエキスが配合されているので、喉の痛みや乾燥を緩和してくれます。
また現在龍角散では、携帯に便利なタブレットタイプ(少量ジップパック)も販売されてるので、外出の際に気軽にカバンに中に入れられて持ち運べるので便利です。
龍角散 龍角散ののどすっきり飴 袋 88g×6袋 賞味期限2021/12 価格:1,470円 |
人気商品が出ると問題になるのが偽物商品、現在中国で龍角散の精巧な偽物品が出回っているようです。今後のど飴を生産する企業側でも、法的な措置を含めて日本ブランドの価値を守る対策が必要ですね。
日本の味が体験できる飴『カンロ飴』
60年前に発売され、今だに製造販売されているKANROから発売されているカンロ飴。 スーパーなどに行くと必ずと言って良いほど陳列されているので、一定の需要はあるのでしょう。
日本人が好む甘じょっぱい味、隠し味はなんと醤油。美味しさの秘密は日本伝統の調味料にありました。
カンロ飴は日本料理の基礎となる『かえし』砂糖、、みりん、醤油の成分を含んだ飴なので、様々な料理の調味料としても使うことができます。
ただ舐めるだけの飴から、調味料にも使える万能な食品としてますます進化を遂げる飴、これからも私たちの生活に欠かせない物ですね。
日本料理の味がする飴ということで、外国人の友人に勧めてみるのも面白いかもしれませんね!
価格:1080円 |
今後のさらなる売り上げ増加、需要拡大のための工夫や対策
飴の人気が外国人の間で一時的なブームで終わらないために、企業側はさらなる工夫や対策が必要になっていきます。
今後は飴の原材料などの生産地情報や製造会社のストーリーの積極的な配信、またご当地感を全面に出した商品などが外国人の間で人気が出るのではないでしょうか。
また世界的な健康ブームの中、糖質を抑えた低カロリーな飴やグミなど、今後の顧客のニーズに対応した商品開発も必要になっていきます。
またパッケージの表記ですが、ほとんどの商品では日本語のみ使われているのが現状です。日本語の商品名の下に英語の説明を入れたり、材料表示に英語表示を加えるなど、外国人が安心して買えるような工夫も大事ですね。
まとめ
- 今日本の飴やグミが高品質&味の面から、日本を訪れる外国人旅行者や海外に住む外国人の間で人気が出ています。
- アジアの国々(特に、中国や韓国)からの旅行者の間で、日本の『のど飴』に人気が出ている。
- 大人になるにつれて、飴やグミを食べる機会が減っていくが、外国人旅行者の間で日本のお菓子類が人気になる事で、日本人が再度、日本の商品の質の良さや美味しさを再確認するキッカケになる。