【ミレニアル世代】若者の旅行傾向、消費型から体験型へのシフト

 

ミレニアル世代とは

ミレニアル世代とは1989~1995の間に生まれた若者世代を指した社会用語です。

この世代の特徴で言うと、インターネット環境が整った時代に生まれパソコンよりも、携帯やタブレット型のタッチパネル機器を器用に使いこなすデジタル世代です。

旅行に関しても、LCC(格安航空)の登場や簡単に宿泊場所の予約ができるBooking.comなどオンライン上予約サイトの登場で、小さい頃から家族旅行や海外旅行の経験も多いです。

情報収集は主にFacebook、Twitter、InstagramなどSNSが中心で、写真投稿やシェアを好み、連絡は電話よりもメールを多用します。

さて、ミレニアルズはどのような旅行を好んでいるのでしょうか。

Photo by Julián Gentilezza on Unsplash

 

ミレニアルズの旅行傾向

モノ消費からコト消費へ人々の思考が切り替わり始めている今、若者は体験を重視した旅を好み、旅先での出会い、景色、思い出などをSNSでシェアすることを1番重要な事としています。

ミレニアル世代の若者は地元住民との交流を重視するため、滞在先にホテルやホステルではなくAirbnbを選択したり、食事の際も居酒屋など地元の人が好んで通う店で食事をしたりと、現地体験に重点を置いた旅をする傾向があります。

また、若者の旅のスタイルはレジャー目的から目的志向の旅に変わってきています。例えば、WWOOF (ウーファー) など農業体験を通して地元住民と交流しながらオーガニック野菜の栽培方法を勉強したり、ワーキングホリデーなどを利用し農場やカフェなどで働きながら旅をする形も好まれます。

 

ミレニアルズの日本観光

トリップアドバイザーで訪日外国人向けのアクティビティで現在上位にランクインしているのが、MariCar (訪日旅行客向けに国際免許で運転できる一人乗りの公道カート)でコスプレをして市内観光をするツアー。

アニメやゲームの全盛期で育ってきたミレニアル世代、自分の好きなキャラクターに扮して日本の公道を走れるなんて最高の思い出づくりですね。

また、フクロウと触れ合えるフクロウカフェでは普段絶対に体験できない動物との触れ合い、また猫カフェやハリネズミカフェ等も人気があります。

日本を訪れる若者層の間では、ネットで人気の酒場を探し、酒場のはしごをする (バー・ホッピング) やSNSやYoutubeの情報を頼りに人気のラーメン屋を食べ歩くなど飲食目的の旅も人気があります。

ミレニアル世代の若者の旅の目的の軸になっているのは、やはり自らの体験を通して得られる貴重な経験や大切な出会いです。

現代の社会、特に若者世代はみな携帯やパソコンに依存した生活を送っている中で、せめて旅をしている間は、人とのつながりを作る体験や機会を得ようとする事は当然かも知れませんね。

 

まとめ

  • ミレニアル世代とは1989~1995の間に生まれた若者世代を指した社会用語。
  • ミレニアルズは体験を重視した旅を好み、旅先での出会い、景色、思い出などをSNSでシェアすることを1番重要な事としている。
  • ミレニアル世代は、日本へ旅行に来た際にもAirbnbに滞在や現地アクティビティに積極的に参加。
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