新しい時代、皇居内の英語ツアーが人気
天皇閣下 (明仁さま) が2019年4月30日に退位され、5月1日に皇太子徳仁親王が新天皇として即位しました。
また、2019年は日本の年号が平成から令和に変わり新しい時代を迎えました。
来年はオリンピックが日本で開催されることもあり、外国からの旅行者の数も更に増加すると予想されます。
そこで宮内庁は、海外からの観光客のニーズに応える形で、去年5月1日から従来の皇居内を見学できる日本語によるツアーに加えて、英語によるツアーを開始しました。
皇居は東京駅から歩いて行ける距離に位置しているため、多くの外国人観光客の東京観光の旅程に組み込まれています。
皇居観光の見どころ
皇居ツアーの申し込みは宮内庁のホームページから行え、当日の申込みも受け付けています。
宮内庁のホームページによると、皇居参観は基本的に火曜日から土曜日の午前と午後に一回ずつ実施され、事前申し込みの定員は200人、当日申し込みの定員は300名としています。ツアー参加者は、皇居内に入った後日本語か英語のツアーのどちらかを選択できます。どちらのツアーも、宮内庁の職員の案内を聞きながら、約1時間15分かけて皇居内の建物や歴史の説明等を受けます。
出典:宮内庁
例えば江戸時代、江戸幕府の中枢として政治を担ってきた江戸城がその後、天皇が住むことになる皇居になったという歴史的背景を知っている人は少ないのではないでしょうか。
皇居周辺での楽しみ
皇居の周りは、多くのランナーが利用するランニングコース (皇居ラン)として人気があります。
東京駅周辺や大手町などは、外資系のホテルが多くあるので、多くの外国人のランナーの姿を見られるのも特徴です。
皇居外周は夜間でも警察が常に警備していることもあり、女性や外国人でも気軽に走ることができます。
皇居外周ではマラソン大会も定期的に開催されており、中でも人気なのが1,500円で皇居を走る低価格のマラソン大会、1500円ランです。
大会自体も月に1回から2回のペースで定期的に開催されており、5km、10km、20kmとどの部門にエントリーしても一律1500円で参加できます。
出典:1500RUN (TRES JAPAN/BOOST)
当日受付も行っていることから、気軽に自己タイムを測定したい人や、手軽にマラソン大会に参加したい人に向いています。
まとめ
- 皇居は東京駅からも近く、多くの外国人に人気の観光スポット。
- 宮内庁は、増加している外国人のニーズに応え、英語による皇居内ツアーを開始した。
- 皇居内ツアーとは別に、皇居外周でも多くのランナーがマラソンを楽しんでいる。