みなさんこんにちは、ITAです。
僕が生まれ育った神奈川県は、国際都市としての歴史や豊かな自然環境に恵まれた素敵な場所です。
日本の食文化の一つである駅弁、休日での長旅や出張など、移動中の電車の中での楽しみの一つでもあります。
そこで記事では、横浜中華街に因んだ中華食材や、相模湾でとれる新鮮な魚を使った神奈川県名物の駅弁をご紹介します。
日本伝統の駅弁を楽しむ
昔から人々に親しまれている駅弁、電車で遠出の旅行の際には駅弁を買って電車に乗り込む事が楽しみの一つになっています。
最近は、多くの駅にコンビニなどが入っているので、おにぎりや惣菜パン等のコンビニ飯で済ませてしまう機会も多くなりつつあります。
しかしながら、駅弁にはその土地ならではの食材や名物品が使われていることが多く、駅弁を食べながらその土地の文化や習慣について考えてみるのも面白いかもしれません。
また、駅弁を日本の文化として訪日外国人にアピールすることで、外国人が電車で旅をする機会が増えるだけでなく、各土地や県の名産物も同時に宣伝できますね。
この記事で取り上げる神奈川県の中心都市は横浜。横浜は昔から貿易の街として栄え特に中国と深い繋がりがあることから、中華料理を取り入れた弁当などが有名です。
また神奈川県は相模湾に面していることから、新鮮な魚を使った寿司弁当などもご当地駅弁としてみんな親しまれています。
横浜発祥、崎陽軒のシウマイ弁当
横浜の名物として昭和29年に登場したシウマイ弁当、横浜には日本で一番大きいな中華街があることから、横浜のご当地弁当と言っても過言ではありません。
お値段も800円台と手頃ながらご飯、おかずともボリュームがあり男性でも食べ応えに満足できると思います。
具材はメインのシウマイの他に、俵型ご飯、マグロの漬け焼き、かまぼこ、鶏の唐揚げ、卵焼き、筍煮、あんず、切り昆布&千切り生姜。
ご飯は餅米を混ぜているのか、もちもちした食感があり、上にふられた黒ごまと中心に置かれた緑の梅干がアクセントになっています。
またシウマイはそのままでも十分美味しいですが、温めた方がさらに美味しくなると感じました。
このお弁当は、中華料理と和食の要素をうまく取り入れた、フュージョン的な駅弁と言って良いでしょう。
シウマイ弁当の中には入っていませんが、ひょうたん型の醤油入れも可愛いいですね。(他の崎陽軒商品に入っています)
神奈川県駅弁の定番、鰺の押し寿司
湘南鎌倉の大船軒が販売するのは、鯵の押し寿司弁当です。
中鯵を伝統、秘伝の合わせ酢でしめ、切り身にして押し寿司にした魚好きにはたまらない弁当です。
結構強めの酢で鯵をしめている事から、暑い夏でも安心して食べる事ができますね。
東京駅の駅弁屋祭では、3個入り鰺の押し寿司弁当を500円程度で販売しており、他の弁当を買うついでに鰺の押しに挑戦してみたいと言う方にオススメです。
最近大船軒では鎌倉ハムを押し寿司にした、ユニークな弁当も販売されていますのでぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
小田原名物の鯛めし
小田原の東華軒が販売する鯛めし弁当は、40年の歴史がある、海が近い小田原ならではの駅弁です。
甘い鯛のおぼろがたっぷり、味付きのご飯の上に乗っています。
一般的に鯛の身は淡白なイメージがありますが、東華軒の特製調味料と合わさる事で美味しさが倍増します。
また付け合せの小田原名物のかまぼこ、また漬物が鯛めしの味を一層引き立てます。
各弁当の販売場所としては、神奈川県、JR東海道線やJR京浜東北線沿いの駅構内の売店で主に販売されています。
日本の駅弁のパッケージはどれも、ユニークで可愛いモノが多く外国人にも人気が出そうですね。
日本の弁当文化
日本人は小さい頃から学校や会社に手作り弁当を持参するなど、弁当文化が根付いている国と言ってもいいですね。
身近な例では、学生が学校に持っていく弁当は大体はお母さんの手作りの物が多いですよね。
その弁当の中には色々な工夫やアイデア、また栄養のことも考えてしっかりと作られています。
駅弁は、お母さんではなく、弁当作りのプロたちが丹精込めて作った究極の弁当とでも言うのでしょうか。
バラエティに富む多彩な駅弁には、パッケージや容器にもアイデアがほどこされ、目で楽しむ工夫もされています。
ぜひ、日本を訪れる外国人にも、旅のおともにいろいろな駅弁を体験してもらい、日本文化への理解を深めてもらいたいですね。
まとめ
- 駅弁にはその地域の歴史や特産の食材が反映されていて面白い。神奈川県は横浜発祥のシウマイ弁当、鯵の押し寿司弁当、鯛めしなどが有名。
- 駅弁は弁当文化が根付く日本ならではの伝統的な食文化。
- 日本を訪れた外国人が駅弁を体験することにより、日本の地域、県の名産物や歴史への理解が深まる。また地域や県が地元の弁当をPRする事により、地域の活性化にも繋がる。