『世界で普及キャッシュレス決済』日本の店舗でも導入の動きが加速

時代はキャッシュレス決済


最近日本政府は、本格的にキャッシュレス決済キャンペーンなどを打ち出し、キャッシュレス化に国全体で取り組み始めました。

大手家電店などではデビットカードでの支払いができる場所も増えてきましたし、ヤフーでは「PayPay」、LINEでは「LINEPay」というスマホ決済アプリも導入されました。

しかし、すでに多くの主要国ではキャッシュレス決済化が進んでいます。

例えば、オーストラリアではショッピングの際、EFTPOS という支払い方法が主に使われており、端末にカードを差し込み暗証番号を打ち込むだけで、提携先の銀行から即時お金が引き落とされる仕組ができています。

PayWaveやPaypass などもよく利用される支払い方法で、カードを端末にかざすだけでスピーディーに支払いが済んでしまいます。

現在オーストラリアのスーパーなどでは、有人のレジよりも無人のレジの方が利用率が高くなっています。

 

 

『すでに生活の一部』中国のキャッシュレス決済


中国ではキャッシュレス決済が社会全体に浸透しているようでです。その一つの大きな要因としては、中国国内での貨幣の信用度が低いからと言われています。

例えば紙幣の質が悪く、すぐに破けてしまう、偽札の横行、お釣りのごまかしなど多くの問題を抱えています。

また、人口が多い中国では買い物時の精算にも時間がかかりますね。キャッシュレス決済だと支払もスピーディーだし、釣り銭の間違いなども起こりません。

そういった点が、中国国内でキャッシュレス決済化を拡大させている理由かもしれません。

 

キャッシュレス決済導入、観光業への影響


日本を訪れる外国人観光客の中で多くを占めているのは中国人です。その要因として、最近の対中政策の中で、中国人観光客や中国人学生に発行されるビザ取得が容易になった事が言えます。

そういった事からも、日本の観光業界にとって『中国人観光客が日本滞在中いかに快適に過ごす事が出来るか』が日本のインバウンド観光活性化、収益増加に重要な役割を果たします。

中国で一番人気の携帯コミニュケーションツール、ウィチャット。その中にはウィチャットペィ (WeChatPay)というQRコードやバーコードを使っての決済が可能な機能があり、多くの人たちが決済ツールとして利用しています。

アリペィ (AliPay)もウィチャットペィと同じくQRコードやバーコードを使っての決済が可能なサービスです。

そのような決済ツールの導入を日本でも積極的に開始し始めました。2017年からコンビニエンスストア大手、ローソンでもアリペィ とウィチャットペィの取扱が開始されました。

また都市部や観光地の公共交通機関、飲食店などでも中国人客対応で支払いができるツールの導入なども始まっています。

キャッシュレス化が進むことで、外国人旅行者が滞在中に抱えるコミニュケーションによるストレスを多少でも軽減すことができ、日本滞在をもっと楽しめる様になると思います。

そうした試みが、訪日観光客の滞在中の満足度を上げたり、リピーターを増やす重要なカギになります。

まとめ


  • 日本でも、ようやく政府主導のもとキャッシュレス決済化が社会に浸透してきた。
  • オーストラリアや中国ではキャッシュレス決済がすでに生活の一部になっている。
  • 現在、訪日観光客の多くが中国人が占めている現実を捉え、そうした観光客のニーズを理解し最適なサービスを提供することが今後の観光業発展につながる。
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