『Wagyu Beef』海外での人気広がりと日本でのお肉ブーム

こんにちは、ITAです。

 

普段スーパーやレストランなどで何気なく見かける『和牛』のお肉、海外でも『Wagyu Beef』として売られている事をご存知ですか?

 

日本で和牛は一般的ですが、海外で『Wagyu Beef』と言えば、結構なブランド高級お肉として扱われています。

 

この記事では、海外の『Wagyu Beef』 事情と国内で起こっているお肉ブームについて書いています。

 

海外の「Wagyu Beef」とはどういうものか?

最近テレビや雑誌でよく見聞きする「Wagyu Beef」、日本語なのであれ?と思ったことはないでしょうか。

以前滞在していたオーストラリアでは、ハンバーガーのパテやステーキに使われ、レストランの看板メニューとして出している店も多くありました。

海外ではWagyuは高級肉に分類されレストランのメニューでも、アメリカ産の肉やオージー・ビーフに比べ価格が高く設定されています。

調べてみると「Wagyu Beef」とは、やはり日本から海外に広まったお肉でした。

“Wagyu誕生のきっかけは、1989年から1999頃の間に、オーストラリア産Wagyuの生みの親と呼ばれるデービット・ブラックモア氏 が北海道で畜産業を営む日本人から和牛の遺伝子を譲り受けた事から始まりました。” 

出典: Wikipedia

その後、Wagyu遺伝子の輸出の流れはアメリカへと移っていきます。

 

以前の職場で作っていたWagyu ハンバーガー

 

海外でWagyuブランドが広まったキッカケ

また、世界にWagyuという名前が爆発的に広がったきっかけは、2010年の口蹄疫(家畜伝染病)や2011年に原発事故の発生による放射線漏れなどで、日本の食の信頼が揺らいだ時期でした。

あの時期は、家畜の廃棄の様子がテレビで放映されて、可哀想な気持ちになったのを今でも覚えています。

中でもオーストラリア産のWagyu beefは値段も日本の和牛の約半分程で、味や質も日本の和牛に近づいてきている事から、海外での消費率が高くなっていきました。

欧米で一般的に食べられてきたのは、グラスフェッド牛肉(牧草飼育牛肉)の脂身が少なく硬い牛肉でした。

しかし近年、和牛の登場で程よく脂が乗った柔らかい牛肉も受け入れらえる様になっています。

 

日本で空前の肉ブームが到来

最近日本では肉ブームが起こっており、チェーンの「いきなりステーキ」をはじめ、熟成肉専門店、和牛すし食べ放題、一人焼肉店『焼肉ライク』など人気のお店も増えています。

ブームの背景の一つに「赤身肉はヘルシーで太らない」という認識が人々の間に広まったからでしょう。

現在、和牛や国産牛でも霜降り部分を減らしたヘルシー肉の需要が増えています。

肉消費が活発なこの機会に、日本を訪れる海外からの観光客に日本の和牛をしっかりアピールできれば、海外で日本産の和牛ブランドの価値も上がるでしょう。

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参考URL:いきなりステーキ

 

記事のまとめ

  • Wagyuは日本の和牛と異なり、和牛のDNAを用いて海外で飼育された食肉牛。
  • 海外では割安で質が良い『Wagyu』の人気が高い。
  • 日本ではヘルシー肉の需要などでお肉ブームが起こっている。本場日本の『和牛』も年々増える訪日観光客にアピールしていきたい。
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