コロナ後を見据えて『欧米豪からの訪日観光客を増やす対策』

こんにちは、みなさんITAです。

年々、日本を訪れる外国人観光客が増えていますね。

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しかし、目立つのは日本から近いアジアの国からの観光客で、欧米からの訪日旅行者はまだ少ないのが現状です。

欧米人旅行者は日本から近いアジア人旅行者よりも滞在日数が多く、消費額も多いという統計も出ています。

この記事では、日本の観光業界がコロナ後に、いかにして欧米からの観光客を増やす事ができるかをご紹介しています。

 

 

欧米豪からの観光客を呼び込む

観光庁は、2018年から欧米豪の訪日無関心層(日本を旅行先として、認知、意識していない人々)を対象に「訪日グローバルキャンペーン」をローンチしました。(観光庁 2018)

その背景には、日本を訪れる欧米豪からの観光客がまだ少ないということです。

実際に日本を訪れている外国人観光客の85%は中国、韓国、台湾など近隣のアジア諸国の人々になります。

しかし観光庁、「訪日外国人の消費動向 2017」によると、

欧米豪からの観光客の一人あたりの消費額はアジアからの観光客に比べて高いという結果が出ています。欧米豪の中では、オーストラリアの消費総額が一番高く平均20万円ほどで滞在日数は平均12日、訪日客が多い韓国人の一人あたりの消費額は平均8万円、平均滞在日数は4日でした。

訪日外国人の消費動向 2017

この結果から、必然的に滞在日数が増えると、消費額も増えますよね。

遠方から来る外国人旅行客は、一生のうちに何度も日本に来る機会がないので消費額も多く、滞在日数も長い傾向にあります。

それとは対照的に、地理的に近いアジアの国からの観光客は消費額が少なく、滞在日数も短い傾向があることが分かります。

 

Photo by Kay on Unsplash

 

 

訪日観光客に長く日本に滞在してもらうために必要な対策

欧米の観光客を増やす為の対策の例、

  • 高級ホテル・リゾートホテルの数を増やす

日本には、他の先進国に比べて高級ホテルの数が圧倒的に少ないと言われています。そこで消費額が多い欧米人観光客の誘致を目指し、ラグジュアリーホテルの数を増やすのは有効な対策と言えます。

  • 夜遊べる場所を増やす(ナイトコンテンツの充実)

欧米人は夜遅くまでお酒を飲んで盛り上がるのが大好きです。夜遅くまでオープンしているバーやクラブの充実、整備に力を入れるべきでしょう。

  • IR統合リゾート建設(カジノ、映画館、アミューズメント施設)

最近日本ではカジノ法案が可決され、近い将来日本でカジノが合法的に行える日が来るかも知れません。シンガポールのように、カジノ目当てで訪日する欧米人も増えるでしょう。

  • 体験型アクティビティやツアーの充実

多くの欧米人観光客は、現地での体験を楽しみに日本を訪れます。そこで、外国人でも参加しやすい、体験プログラム(田舎に現地の家族と滞在、居酒屋廻りツアー等)の充実は必須ですね。

 

 

まとめ

  • これからは、日本のインバウンド観光を発展させる為には、滞在日数や消費額が多い欧米豪の旅行者を積極的に誘致すべき。

 

  • ナイトライフの充実や、長期滞在型の高級ホテルを増やすなど旅行者のニーズを理解することも重要。
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