【オーバーツーリズム問題】世界の人気観光地で起こる弊害

みなさんこんにちは、ITAです。

コロナ禍ですが、GOTOキャンペーンなどの影響もあり日本の観光地に人の流れが戻りつつあります。

みなさんは『オーバーツーリズム』という言葉ご存知ですか?

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特にコロナのこの時期真剣に考えなければいけないのがオーバーツーリズム問題です。

この記事では、日本と世界のオーバーツーリズム問題の現状、現地での対策などについて書いています。

 

オーバーツーリズムとは何か

オーバーツーリズムとは日本語で観光公害とも呼ばれ、観光地が対応しきれないほどの観光客が訪れ、それにより色々な弊害を起こすことを言います。

観光地としては、より多くのお客さんに来てもらもらえるのはありがたい事です。

なぜなら観光客が買い物や飲食をすることで地域にお金が落ちますし、新たな雇用も生まれます。

しかし、今問題になっているのは、皮肉なことに期待より多くの観光客が来てしまった結果、街の混雑、路上のゴミ、深夜の騒音、環境破壊など様々な問題を引き起こしていることです。

現在はコロナ禍、オーバーツーリズムを避ける現地での取り組みがますます重要になってきます。

Photo by Taylor Smith on Unsplash

 

オーバーツーリズム、各国の現状

イタリアのベネチアはよく映画の舞台などで使われるお馴染みの場所、しかし近年クルーズ船からの観光客らが増えすぎたことで地元住民が抗議を起こしています。

大勢の観光客が来ることで、騒音や景観破壊など地元住民の生活が脅かされています。

スペインのバロセロナも観光先として大変人気がある都市です。

「サグラダ・ファミリア」はガウディ建築で有名で、建築の前には常に人だかりで、中を見学するのには数時間待ちだそうです。

周辺の、レストランやカフェも観光客で溢れ地元住民は利用できない状態です。

解決策として両国政府は、混雑先での道路規制や建築物を見学するための事前予約などを推奨する対策を取っています。

 

日本のオーバーツーリズム問題

岐阜県の白川郷は世界遺産にも登録されている、合掌造りの集落で国内、問わず海外からも観光客が大勢訪れる観光地です。

しかし、最近では街の受け入れキャパシティを大幅に超え、様々な問題が起こっていました。

例えば、違法駐車、ゴミの路上ポイ捨て、景観破壊、トイレ問題など。

こういった問題の対策として岐阜県の白川郷観光協会は、混雑の緩和を目的として来場者抽選式の完全予約制を発表、、白川郷ライトアップイベントなども行っています。

その結果、大渋滞や外国人対応のスタッフの混乱などは見られず、スムーズにイベントを行う事ができていると言います。

同協会では駐車場も予約制にしたことにより、駐車場待ちの時間が大幅に短縮したほか、会場内が整然としました。

また、ライトアップの幻想的な風景をより一層楽しむことができるようになったという観光客にとっての利点もできました。

 

まとめ

  • SNSの普及などで情報拡散がしやすい現在、観光地に限らずいつどんな場所に人々の興味が向けられるか分からない。
  • これから、観光業を更に発展させていく上で、観光地に住む地元住民の生活も同時に保護するなど観光マネジメントがこれからの課題になる。
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