みなさんこんにちは、ITAです。
コロナの影響で2020年の東京オリンピック・パラリンピックの中止が決定になりましたが、2022年冬季オリンピックは北京で行われる事が決まっています。
中国では現在スノースポーツが大人気、日本にもスノーボードやスキーをする為毎年多くの中国人観光客が訪れています。
今回の記事では、2022年冬季オリンピックが開催される中国でのスノースポーツ人気について書いています。
2022年北京冬季オリンピック・パラリンピック
2022年の冬季オリンピック・パラリンピックが中国の北京で開催されることが決まり、スノースポーツへの関心が高まっています。
2017年、中国政府は2025年までにスノースポーツ人口を3億人、競技人口を5000万人に増やすことを発表した。
出典:超・インバウンド論 坪井泰博、村山慶輔
こうした発表は、北京冬季オリンピックを2022年に控え、中国政府がウィンタースポーツ発展に真剣に取りん組んでいく現れと言えます。
中国でのスノースポーツの現状
中国全土には現在ゲレンデが650箇所ほどあるとされていますが、北京や上海など大都市近辺には本格的なスキー場がないのが現状です。
中国で主にスキーを楽しめるのは、都会に住むお金に余裕がある中流階級以上の人々です。彼らが国内でスキーをするためには、吉林省や黒龍江省まで足をのばさなければなりません。
そういったスキー場でも十分な設備が整ってなかったり、雪質が悪い場合などが多いです。
中国政府は自国開催のオリンピックへ向けて急ピッチでスキー場の整備などを勧めていますが、まだまだ多くのスキーヤーやスノーボードダーを受け入れるには程遠いでしょう。
スノースポーツ訪日観光
日本は、1972年札幌オリンピック、1998年長野オリンピックと冬季オリンピックを二度経験していることもあり、ウィンタースポーツに関する知識、また十分な設備を備えたスキー場が全国に多くあります。
日本のゲレンデの雪質もよく「パウダースノー」と呼ばれ海外から来た多くのウィンタースポーツ愛好家に喜ばれます。
また、中国から来たスキーヤー・スノーボーダーの多くが現地で用具やウェアをレンタルしており、ウィンタービジネスでの消費拡大につながっています。
また、スキーやスノーボード目当ての観光では欧米人では長い滞在期間で2週間、アジアからの旅行者でも2~3泊は見込めるため宿泊施設やレストランなどに多くのお金が落ちますね。
今年の春節期間中、神戸市の六甲山スノーパークでは「通常の3倍くらいの中国人、台湾人のスノースポーツ観光客が来ている」とパーク関係者は話しています。
出典: FNN PRIME online 2019
「爆買い」ならぬ「爆滑り」という新語も流行りそうですね。
現在ビザ緩和などもあり、中国から日本に多くの観光客が訪れています。
そうした観光客に都市部の市内観光だけではなく、積極的にスキーツアーなどの体験型観光をPRすれば、多くのお客さんが集まりそうですね。
今後、北京冬季オリンピックで中国人選手が活躍すると、中国でスノースポーツブームが起こるかもしれませんね。
そうした時に、日本が一番のウィンタースポーツ観光先に選ばれるよう、中国人観光客に対応したサービスの向上が必要ですね。
まとめ
- 2022年の北京冬季オリンピック・パラリンピックの開催が決まり、中国でスノースポーツへの関心が高まっています。
- 日本にはスノースポーツに十分な設備と環境がある。
- 北京オリンピック後、中国でスノースポーツブームが起こる可能性がある。