みなさんこんにちは、ITAです。
コロナ禍で、ホテル滞在の形も多様化、ステイケーションという言葉も新しく聞かれるようになりました。
この記事では、ホテルが続々導入している客室スマホ『Handy』についてご紹介しています。
ホテル客室専用スマホ「Handy」
ロボットがホテル業務を行う「変なホテル」や客室内にAIスピーカーを導入するホテルが増えるなど、宿泊業界でサービスの多様化が進んでいます。
そんな中、ゲストの満足度を向上されるホスピタリティツールとして「Handy」の導入が進んでいます。
「Handy」は2012年香港のベンチャー企業がスタートしたサービスです。
ホテルに滞在するゲスト向けに、旅をもっと便利に快適にを追求し、情報配信特化型携帯の開発、サービス提供を行っています。
Handy利用でのゲストのメリット
Handyでは国内、一部の国では国際電話の無料通話が可能です。
また、災害時にはプッシュメッセージ機能により、災害の情報を発信したり、安否確認の役割も果たします。
その他に、ゲストは無料でインターネットで観光情報を入手したり、アプリのダウンロードが自由なのでSNSも使うことができます。
最大のメリットとして、使用料はすべて滞在先のホテルもちなので、ゲストに支払い義務がないことです。
また、チェックアウト時に利用した情報はホテル側の責任で完全削除されるので、個人情報流失の心配もありません。
Handy利用でのホテル側のメリット
ホテル側の一番のメリットはやはり顧客データを収集できる事です。
「Handy」を利用するにあたり、ゲストは滞在目的や言語選択等いくつかの情報をホテル側に提供する必要があります。
そうした宿泊者からの情報はデータ化されサービスの向上やマーケティングなどに活用されます。
「Handy」は口コミサイトと連携しており、「Handy」を導入したホテルなどでは評価が上がっている傾向が見られます。
連携しているトリップアドバイザーでの口コミが平均で50%増加している結果も出ています。
参考資料: アルメックス
ゲストも「Handy」からだと滞在中にフィードバックやコメントなどを残しやすいので、ホテル側も対処がしやすいです。
今後多くのホテルでは、「Handy」をカードキーの代用として使用したり、ルームサービスの注文をHandyを通して受けるなど顧客のニーズを追求したサービス提供を行っていくでしょう。
また、環境保護に配慮したサービスの提供にも努めていくべきですね。
まとめ
- 宿泊施設などで客室スマートフォン「Handy」の導入が増えている。
- 「Handy」はゲスト、ホテル両者にメリットがあるサービス。
- 今後ホテルでは、「Handy」をカードキーの代用として使用したり、ルームサービスに利用したりと顧客のニーズを追求したサービスの提供に力を入れる。