こんにちは、ITAです。
2022年になりコロナが収束すると願っていましたが、新型オミクロン株の出現で再びコロナ禍に逆戻りしてしまいました。
そして、2月24日から始まったロシアのウクライナ侵攻、経済制裁等でジャガイモの世界生産量トップ5に入るロシアから農作物の輸入が禁止される事によって商品の値上げや、販売中止なども今後考えられます。
日々登場する新メニューやテイクアウト需要もあり売り上げが順調な日本マクドナルド、しかしながら去年の年末に、大人気のマックフライポテト(MとLサイズ)の販売の一時中止を発表、実施されました。
この記事では、みんなが大好きマックのフライドポテトが現在一時販売中止になっている背景などを分かりやすく説明しています。
マクドナルドで再びフライドポテトが販売停止
マクドナルドのフライドポテトが販売停止になっている主な原因としては、フライドポテトなどが積まれたアメリカからの船便が経由するカナダのバンクーバー港近郊で発生している大規模な水害の影響。またコロナによる世界的な物流網の混乱の影響などが要因となっている模様です。
日本マクドナルドで使われている冷凍のフライドポテトは100%、アメリカからの輸入に頼っています。
マクドナルドが使うジャガイモは、フライドポテトに適した、選び抜いたラセットバーバンクというアメリカ産の大きな品種を使用しているため、代替えがきかないのが現状です。
2022年に入りフライドポテトに続き、朝マックで人気のハッシュポテトも一部店舗で1ヶ月ほど販売の中止が決定されています。
日本に進出している海外発のファストフードについても記事にしています。
『続々日本進出』海外発の人気飲食店&ファーストフード店の出店加速
マックだけではない!ポテト危機
去年のクリスマスでは、フライドチキンを買い求める人で行列ができていたケンタッキーフライドチキン。
この大手のファストフードチェーンでも去年10月に2週間程度フライドポテトの販売を中止した期間がありました。
理由はマクドナルド同様、国際物流の混雑や混乱のために輸入ジャガイモの到着が遅れていたという事でした。
また日本発のハンバーグレストラン『びっくりドンキー』では今月14日から月末までフライドポテトの販売を一時停止すると発表しました。
フライドポテトといえばコーンやブロッコリーと同じくハンバーグの付け合わせには無くてはならないアイテム、お店側も代わりとなるアイテムをどうするか悩みどころではないでしょうか。
びっくりドンキーに限らず、多くのファミリーレストランでは輸入物のフライドポテトをセットメニューの付け合わせなどに利用しています。
今後、コロナの影響や物流の混乱がさらに続いた場合、他の飲食店でもフライドポテトの販売停止が拡大していくかもしれませんね。
日本の農業に朗報!国産のジャガイモをアピールチャンス
北海道産の日本生まれのハンバーガーチェーン『フレッシュネスバーガー』では、輸入ポテトに頼れないこの時期に、北海道産のジャガイモを使ったフライドポテトを販売中。
フライドポテトにするジャガイモは、フレッシュネスバーガーが契約する農場で収穫されたブランドじゃがいも『北海こがね』を使用しています。
今後フレッシュネスバーガーのように、このようなピンチをチャンスに変えて勝機を見出してくる飲食店も増えてくるかもしれませんね。
まとめ
- 北米で起こっている大規模な水害や、コロナによる世界的な物流網の混乱の影響で、日本マクドナルドでは、フライドポテトの販売を一時中止する事態が起こっている。
- マクドナルド以外の飲食店でも同様の理由で、フライドポテトの使用を見合わせる事態も発生している。
- 世界の輸入網が滞っている現在、国産のジャガイモをアピールするチャンスかもしれない。